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作曲家とテンポ
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「こらぁ、変なところで感情いれないのっ!」
学生の頃、気分が乗ると勝手にテンポをずらして先生に怒られていました。
さてそんな私の必需品でもあった、テンポキープの練習などに便利な「メトロノーム」。
皆さんはお持ちですか?
これは、メルツェルという人が作ったのですが、時代はベートーヴェンと同じ1800年代。
ベートーヴェンも好んで使用し、メトロノーム記号が彼の曲にはたくさん記載されています。ベートーヴェンがテンポの曖昧さが嫌いだったようです。
一方、ショパンはその正反対。
同じショパンの曲を違う演奏者で聴き比べて見ると、テンポの揺れが、すなわち、
その人の個性や感性として演奏に現れています。おもしろいですよ。
このように音楽に表情を与えるために、演奏者が部分的にテンポを落としたり、
もとに戻したりすることを「Agogik(アゴーキク)」といい、譜面では「Tempo rubato
(テンポ ルバート)」という言葉で表されます。
ショパンは、感情のおもむくまま、そして、演奏しながら曲想を固めていくというスタイルで
作曲をするタイプの人だった所以で、彼の曲を演奏するには、「Temporubato」をいかに
表現するかで、曲が生き生きと再現されるか否かとなってくるわけです。
逆にショパンの曲をメトロノームに合わせて一定のテンポで弾き続けると、
なんとも味気ない、つまんな〜い曲になってしまいます。
こうやって「テンポ」というテーマで作曲家を追っていくと、また何かが見えてきそうな気がしませんか?曲を演奏したり聴いたりするときの参考にしてみてくださいね。
作曲家とテンポ
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「こらぁ、変なところで感情いれないのっ!」
学生の頃、気分が乗ると勝手にテンポをずらして先生に怒られていました。
さてそんな私の必需品でもあった、テンポキープの練習などに便利な「メトロノーム」。
皆さんはお持ちですか?
これは、メルツェルという人が作ったのですが、時代はベートーヴェンと同じ1800年代。
ベートーヴェンも好んで使用し、メトロノーム記号が彼の曲にはたくさん記載されています。ベートーヴェンがテンポの曖昧さが嫌いだったようです。
一方、ショパンはその正反対。
同じショパンの曲を違う演奏者で聴き比べて見ると、テンポの揺れが、すなわち、
その人の個性や感性として演奏に現れています。おもしろいですよ。
このように音楽に表情を与えるために、演奏者が部分的にテンポを落としたり、
もとに戻したりすることを「Agogik(アゴーキク)」といい、譜面では「Tempo rubato
(テンポ ルバート)」という言葉で表されます。
ショパンは、感情のおもむくまま、そして、演奏しながら曲想を固めていくというスタイルで
作曲をするタイプの人だった所以で、彼の曲を演奏するには、「Temporubato」をいかに
表現するかで、曲が生き生きと再現されるか否かとなってくるわけです。
逆にショパンの曲をメトロノームに合わせて一定のテンポで弾き続けると、
なんとも味気ない、つまんな〜い曲になってしまいます。
こうやって「テンポ」というテーマで作曲家を追っていくと、また何かが見えてきそうな気がしませんか?曲を演奏したり聴いたりするときの参考にしてみてくださいね。