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移動ド と 固定ド
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え、なんのこと?と思った方も多いですよね。「ド」は「ドやん」(すみません、
大阪弁で)ってね。

しかしピアノ演奏がニガテ、絶対楽譜読むのはイヤっていう人は、これを理解すると
ちょっとはマシになるかもしれません。

小学校の音楽の授業で、ヘ長調のドはファです。ではト長調のドの音はなんですか?
って言われたような記憶はありませんか?
え、もう既にここでパニック?

実はこれが「移動ド」です。ハ長調の「ドレミファソラシド」が基準になって、
その読み方を他の調にも摘要して、例えばヘ長調というファから始まる音階も
ファソラシ(♭)ドレミファではなく、ハ長調と同じく「ドレミファソラシド」って
読んじゃえ、という考え方です。

これをするとどうなるか。書いてある楽譜の高さで読めなくなる。
アタマを使って音符を置き換えながら楽譜を読まなければいけない。
しんどい・・・。

ですね。

しかし、ピアノなど楽器を演奏する場合は、この「移動ド」は必要ありません。
書いてある楽譜どおりに読んで、その位置の鍵盤を叩けばいいのです。
これが「固定ド」。
ドは「ド」。前回お話しした、黒鍵が二つ並んだ場所の左側黒鍵のすぐ左下の白鍵
のことだけ。
あとは、ドから順番に上がったり下がったりして一つずつ音符を読んでいけば
必ず読めます。

楽譜を読んで、楽器を弾くときは、固定ド。

今回はそんなお話でした。

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