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夢見るピアノ「超」入門:5
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前回は両手を使ってメロディの演奏をしましたが、弾けるようになりましたでしょうか。
さて、今回から第2章に入ります。右手を使って、前よりも音域が広い曲を弾くことができるようになることを目標にお話していきます。
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第2章−1:指使いの原則を覚えてみよう
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手の指は片手5本。右手でメロディ、左手で伴奏を弾くとすると、メロディを奏でることができるのは5本の指、ということになります。
向かうピアノの鍵盤と言えば、総鍵盤数88鍵。単純に半分が右手エリアとしても44鍵あります。
5対44
約9倍の鍵盤数をどうやって弾いていきましょう・・・
ポイントは
「指使い」
です。
バーチャルピアノ教室の「今さら聞けない 音楽の疑問質問」でも指使いのご質問をたびたび受けます。
どうやって指を動かせば、ムダな動きをせずしかもラクに、そしてキレイなメロディを演奏できるか・・・。
それでは今回は、
ピアノ演奏での「指使いの4つポイント」をお話いたしましょう。
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■指使いのポイント その1
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隣の鍵盤には、隣の指を使いましょう
(うん、これはダイジョウブ!)
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■指使いのポイント その2
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同じ鍵盤を連続して弾くときは、指を変えて弾きましょう
(これ、結構ムズカシイんですよね。のちのちがんばりましょう)
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■指使いのポイント その3
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黒鍵を弾くときは、できるだけ「1番(親指)」を使わない。
(5番(小指)も)
(これを守って弾くと、ちょっとピアノうまくなった気がします)
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■指使いのポイント その4
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ポイントその1の例外
・指の間を広げる(拡大・・・隣の指で、隣でない離れた鍵盤を弾くとき
・指の間を縮める(縮小・・・隣の鍵盤だけど、隣でない指で弾くとき
・手全体を移動 (跳躍・・・同じ指を続けて弾くとき
(これで、「9倍」の難関もクリア!)
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さて、以上4つのポイントをマスターするためのまず1つ目の練習は、
「音階練習」です。
音階「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」を
ピアノの下の方から上の方まで、鍵盤左の方から右の方4つ分。
往復8つ分、繰り返して弾きますよ。
今回も楽譜をご用意しました。
★弾き方★
まずは指使いのポイントをしっかり読んでくださいね。理解が出来たら、
右手で弾いてみましょう。
下から上へ上がっていくときは:
3番の指(中指)・4番の指(薬指)の下を1番の指(親指)がくぐります。
上から下へ下がってくるときは:
1番の指に3番の指・4番の指をがばっとカブせましょう。
楽譜は「ド」から始まっていますが、
あと、
「ソ」
「レ」
「ラ」
「ミ」
「シ」
それぞれの音から始める音階も弾いてみてください。
どこかで黒鍵を弾いてあげて、
どの音からでも
「ドレミファソラシド」と聴こえるように調節しながら弾きましょう。
「ソ」「レ」まで弾けたらOKですよ。