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夢見るピアノ「超」入門:8
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第1,2章ではとにかく指を動かしてみましたが、せっかくピアノを弾くなら、きれいに弾いてみたいものですね。ピアノから「歌う」ような音が流れてきたら、きっと聞き手もうっとりするはず。

ということで、ピアノの歌い方すなわち「アーティキュレーション」と「フレージング」という新しい言葉が登場です。(^^)
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第3章−1:「きれいに」弾こう−その1 あーてぃきゅれーしょん??
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なにやら聞きなれないコトバが出てきましたね。

アーティキュレーション articulation 「関節」

音楽事典を紐解いてみましょう。
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アーティキュレーション 

「言語においては、音節を明瞭に切って発音すること。音楽においては、1フレーズ内の旋律をより小さな単位に区切り、それにある形と意味をあたえること(たとえばスタッカートに奏するとか、レガートに奏する、など)。
・・・・」

出典:新音楽事典 音楽之友社 刊
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とあります。

アーティキュレーションとは、弾く音自体を 跳ねて軽やかにするのか、それとも、音同士をつなげて滑らかにするのか、など、どのように音を表現するのか、と捉えていただけるといいと思います。

例えば、

ド、レ、ミ、ファ、ソ という単純な5つの音を順番に弾くだけでも

スタッカートで演奏すると、跳ねて軽やかな感じになりますし、

レガートで演奏すると、滑らかで優しい感じになれます。

そこにさらに速度(テンポ)という要素が加わると、またバリエーションも拡がります。

さて、ここでお話するアーティキュレーションの基本は3つ

■1:レガート(なめらか)

■2:ノンレガート(切る)

■3:スタッカート(跳ねる)

今回は、ノンレガートのテクニックをマスターしましょう。

課題曲は「ベートーヴェン」です(^^)

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ノンレガートの練習のコツは、肘(ひじ)を支点にして手首を曲げず1本の棒のようにして手首を高く上げて弾きます(鍵盤から10cm以上)。
短い音符のときは(8分音符など)はあまり上げすぎると次の音符に間に合わないので、上げ方は少し低めでどうぞ(^^)

すなわち、手が鍵盤から離れた分だけ、音が切れる、ということですね。
「音と音の間をつなげないで弾くのですが、跳ねて弾くのではない」といところが大切なポイントです。

楽譜上では、音符に対しての記号はありませんが、
「non legato」とい表します。


今回の課題曲は有名なベートーヴェン第九のテーマです。
シラーの詩「An die Freude」“神の火花よ”をもとにベートーヴェンが二十歳の頃に作曲しようとして温めていたものを1823年に第九交響曲終楽章に合唱曲として完成させたものです。

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